木次線の歴史

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【うんちく3】C56108

蒸気機関車C56108号

 雄大な姿を誇るこの機関車(C56108号)は、昭和12年(1937)8月、三菱造船所で製造され、同年12月木次線の全通と同時に木次機関区に配属され、木次線を走り続けた生粋の「木次線っ子」である。(新修木次町誌より)

機関車は524馬力、サイズ長さ9.254メートル。幅2.369メートル、高さ3. 9メートル、重さ34. 27トンで、後部の石炭と水を積み込む炭水車が、長さ5. 0 9メートル、重さ12. 9トンと巨大である。昭和49年(1974)、廃車になるまで36年7ヶ月間に走った距離は約163万4千キロで、地球をおよそ41周したことになる。この機関車が木次線で勇ましい汽笛を鳴らし、もくもくと黒煙をなびかせながら力強く客車を牽引して進む姿を思い出し、懐かしむ人も多いだろう。

 この機関車は、町が申し入れて国鉄から無償貸与を受け、木次ライオンズクラブの創立10周年記念事業として木次機関区職員の協力により、昭和49年11月に大輸送作戦を展開し、現在地に設置した。

昭和49年11月 町体前蒸気機関車移動の様子

 ところで、平成23年(2011) 秋、アスベストの確認と維持管理の不安を事由にC56108号の解体撤去の新聞報道を受け、地元はもとより全国の多くの人々から解体を思い留まり鉄道遺産として保存するようにとの声が多く寄せられ、雲南市は整備を行い引き続き保存することにした。

 この保存に向けての活動を中心的に担った人々は「雲南市蒸気機関車C56108号保存会」を結成し、保存車両の周辺清掃や整備維持管理をはじめとする諸活動を展開している。

三新塔あきば協議会発刊「三新塔の歴史と伝承」より引用

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