木次線の沿線がひとつにつながる、新しいアイテムが完成しました。
その名も「木次線沿線案内」。
本日10月16日(金)、JR木次駅にてプレス発表を行いました。
およそ100年前に作られたパンフレットを参考として、ノスタルジックな雰囲気に仕上げた表面には沿線の鳥瞰図(ちょうかんず)、裏面には観光情報を掲載しています。
本作の完成で、沿線がよりひとつに。
それぞれの「点」が「線」としてつながったのではないかと考えています。
まずは、地域の公民館等、沿線住民の皆さまが手に取りやすい場所を中心に、順次、10月末までに設置していくこととしており、乗っていただくための一つのツールとして活用していきます。
なお、制作にあたっては、いずれも島根県内でご活躍されている方に携わっていただきました。
全般については、松江市の(有)アエラ地域文化デザイン室様。
表面の鳥観図は、出雲市の僧侶で、美術講師をされている西田弘英様。
裏面のガイドマップは、今回の仕掛人。
本協議会のアドバイザーで、ローカル・ジャーナリストの田中輝美様。
コロナ禍で、大変なご苦労の中、本作に携わっていただいた皆様には感謝申し上げます。
この他、本作は、JR木次線の前身である「簸上鐡道」が大正5年(1916年)10月11日、宍道駅~木次駅間を開業した際に作成された「簸上鐡道沿線案内」をモチーフとしており、当時の原本は、簸上鐡道の建設に尽力された絲原家の資料等を収蔵する「絲原記念館」でも展示されています。
「木次線沿線案内」を手に取って、沿線の景色を楽しみながら…。
ぜひ木次線へご乗車ください。
勝田会長、三島副会長によるJR木次駅でのプレス発表と、鳥瞰図原画の展示セレモニー
およそ100年前に作られた、簸上鐡道沿線案内(上段)をモチーフにして作りました。
裏面には沿線の観光情報等を掲載
本協議会アドバイザーの田中輝美さんに寄稿して頂いています。